才色兼備「サメ型アイドル」
東京最難関女子校御三家の一角を卒業して乃木坂46の一員となった池田瑛沙(てれさ)さん。10月20日、「Q様」出演前に、自らを「サメ型アイドル」と称しました。前進し続ける、止まると沈む。サメに見立てた、ゴール設定して進み続ける瑛沙さんの軌跡を辿ってみました。
女子校御三家出身アイドル 女子学院ってどんな学校?
東京の最難関女子校御三家といえば、
・桜蔭(おういん) ・女子学院 ・雙葉(ふたば)
池田瑛沙さんの在籍していた女子学院は、1870年創立、3校のうち最も歴史の古い、プロテスタント(キリスト教)の伝統校です。自由闊達・自主性尊重。制服なし、私服通学で個性発揮。明るくフレンドリーな雰囲気。1学年あたり、生徒数200名程度です。
毎年、東大などへの合格者を多数輩出しているのは3校とも同じです。
3校のうち、女子学院生が最も藝大を希望する傾向があり、毎年3−4名の合格者実績があります。
【3校の比較・進学動向と藝大に対して】
・桜蔭・・・・・東大合格率23%(最高峰)。医学部医学科も全国上位。
藝大に進学する傾向なし。
・女子学院・・・藝大合格過去3年平均3-4名。音楽・美術学部志望者が目立つ
自由な校風が創造性を育む?
・雙葉・・・・・過去3年平均2-3名。カトリック教育の影響で全人的育成が理由か
御三家とひとくちに言っても、校風はそれぞれ異なります。
自分に合った学校を選択することで、卒業後に進みたい道へと繋がり、気の合う仲間にも
恵まれます。
池田瑛紗さんにとっては、
女子学院を選択したことで、アイドル・藝大進学へと進む未来へと繋がった
ということが、想像できますね。
藝大目指して、もがき続ける
幼少期より、絵を描くことが大好きだった池田瑛紗さん。
高校2年生になると、いよいよ志望校を東京藝術大学へと定め、入試へと備えます。
単に絵が好きで好きで描き続けているだけでも、商業的に成功し、プロフェッショナルに絵を仕事とすることは可能です。
しかし、美術系学校へ合格するためには、デッサンなどの定められた手法を、志望校が求めるレベルまで習得することが必須となります。
藝大入試は、一次試験が実技中心です(デッサン720分など)。
学力を問われる試験には圧倒的優位に立てる瑛紗さんですが、入試に備えた画力を身に付けるために、画塾へと通い始めることとなりました。
通った画塾は、御茶の水美術学院(オチャビ)とされています。
御茶の水美術学院は、多数の藝大合格者実績を誇る名門画塾として広く知られる画塾です。
お茶美卒の著名人(「藝大卒」で選出せず、著名人を挙げています)
・佐藤可士和(グラフィックデザイナー)
・伊勢谷友介(映画監督・俳優)
・大貫妙子(シンガーソングライター)
お茶美の進学実績は、藝大出身講師による確かで丁寧な指導によるところが大きいといえます。
工芸の方しか見つけられなかったのですが、直近の合格実績は以下のようになっています。
かなりの実績であることがわかります。
しかし、名門画塾に通っているからといって、それでOKというわけではありません・・・
デッサンをゼロから始め、慣れない着彩そして油彩へと技術を習得していくことは、実際に体験した人にしかわからないけれど、相当に過酷。
難関女子校では、進級するためにカリキュラムをこなすだけでも膨大な勉強量を必要とします。
特に定期試験前は、時間がいくらあっても足りないのではないでしょうか・・・
1枚の絵を仕上げるのに、数時間、もしくはそれ以上を要するのは当たり前。
藝大1次試験はデッサン720分(12時間!!)に及びます!!
描いて描いて描きまくる時間が必要ですが、現役時代は学業との両立、もがき続けたことでしょう・・・
高校卒業のためには、勉強時間の確保。
藝大受験には、とにかく観察して手を動かし描く時間を増やす。
当然、スマホ見る時間なんて、ほぼ無かったのでは・・・?
アイドルしながら繋いだ夢
現役受験生の課題は、「本格的な油彩への経験不足」。これは、多差異はあっても、美術系高校に通う生徒でも同じことがいえます。
池田瑛紗さんは、1度目の藝大受験不合格のあと、浪人生として再受験に全集中するのではなく、
ご存知の通り、乃木坂46へ加入。
乃木坂オーディションは、7987倍の難関突破です!!
しかし、加入直後の藝大受験(2022年)は、2度目の不合格・・・。
女子学院卒の才媛・池田瑛紗さんにとっての学科試験は、圧倒的アドバンテージ。
しかし過酷な乃木坂オーディションとの両立から、実技の練習不足は否めなかったのでしょう。
アイドルと両立!2浪で見事合格の快挙
池田瑛紗さんは、アイドル活動を精力的に続けながら、とうとう叶えた藝大合格を、公式ブログにて発表しています。以下に原文抜粋します(一部マーカー加筆しています)
>東京藝術大学へ進学することになりました。
>学生の頃から恋焦がれ、何度も挑戦し続けた場所であり、乃木坂46のオーディションに応募したのも浪人中の出来事でした。
>この1年で、私の周りがどれだけ素晴らしい方たちで溢れているか知ることが出来ました。
>自分のことで大変なはずなのに私のことを気遣ってくれる友人たち、私の都合に合わせて変則的なスケジュールを組んでくださったマネージャーの皆さんやそれに合わせてくださるスタッフの皆さん、暖かいお言葉に沢山励まされました。本当にありがとうございました。乃木坂46のオーディションに合格した時、進学は諦めようと思っていました。
>ここまで優しい応援を受けることができるなんて考えてもいませんでした。
>本当に皆さんありがとうございました。これからは沢山恩返しさせてください
>今後は乃木坂46の活動と大学の生活を両立出来るように頑張りたいと思っています。まだまだ皆さんと一緒に上を目指していきたいです。
私が選んだ人生の選択肢が乃木坂46の可能性を広げることに繋がると信じて前へ進んでいきたいと思います。
(引用元: 池田瑛紗 公式ブログ「皆様へ」 2023年3月26日 乃木坂46公式サイト https://www.nogizaka46.com/s/n46/diary/detail/101321?ima=5539&cd=MEMBER )
まとめ
ここまで、池田瑛紗さんの軌跡を辿ってみました。
最難関の名門御三家女子校の中から女子学院への進学を決め、
自由な校風に育まれて、大好きな絵の道を究めるために藝大受験に挑戦。
アイドル活動への夢を叶えて、乃木坂46の超難関オーディションを突破。
一時は諦めようとしていた藝大合格の夢も、周囲の後押しを受けて貫徹。
3度目の挑戦で、見事!!藝大合格。
アイドル × 藝大での学び
によって、池田瑛紗さんが目指す表現の世界は、とてつもなく拡張し、
とどまることなく発展し進化を遂げていくことでしょう・・・
まさに「サメ型アイドル」の真骨頂です!!
これからのご活躍を、楽しみに見守りつつ応援していきたいですね☺︎
最後までご覧くださり、ありがとうございました。


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